赤ちゃん、子供の乾燥肌は、体の中から皮膚を整える漢方治療・私の漢方情報サイト・MY漢方

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子供の乾燥肌、かゆみに、保湿剤に頼り過ぎない治療

　漢方で、体の中から健康なお肌を作る力を整える

　赤ちゃん、子供の乾燥肌、乾燥によるかゆみは、体の中から皮膚を健康に整える漢方治療が好評です。子供の乾燥肌に漢方

　
　皮膚のカサカサやかゆみ、サメ肌に、ステロイドやヘパリン軟膏などに頼らず、お子さん自身で皮膚を健康に整えて自然治ゆ力を高める漢方治療に注目が集まっています。

　乳幼児期の皮膚は、胃腸の発達が未熟なので、胃腸が栄養を吸収して作られる皮膚のバリア機能が未熟なお子さんが多いです。

　皮膚は、「表皮」、「真皮」、「皮下組織」の三層になっています。一番外側にある「表皮」が、水分を保ったり、感染など外部からの刺激に対するバリアー機能があります。この表皮の厚さは、大人が0.2ミリくらいなのに対して、赤ちゃんの表皮は、0.1ミリくらいしかありません。そして、特に表皮の一番外側の角質層が、大人の皮膚よりも非常に薄いので、外部からの刺激に非常に敏感です。

皮膚の角質層

　生後１～２カ月を過ぎると皮脂の分泌が少なくなるので、乾燥しやすくなります。10歳くらいまでは皮脂の分泌が少ない状態が続きますので、乾燥により皮膚のバリア機能が低下していて、かゆみを感じたり、湿疹ができる場合があります。赤ちゃんのかゆみに漢方

　胃腸虚弱の体質を改善することで、丈夫な皮膚を作れるように整う場合が多いです。

【保湿剤は使い過ぎない方がいい？！】

　乾燥しにくいように、保湿剤をたっぷり塗っている方がいらっしゃるようですが、症状が軽快したら、塗り過ぎないようにされることをお奨め致します。

　保湿剤を長期間塗り続けていると、皮膚が次第に保湿剤に依存するようになって、皮膚を保湿する力が低下してしまうという考え方があります。

　ヨーロッパは、日本に比べると、かなり空気が乾燥していると言われています。特にスイス地域での乾燥が激しいと言われています。硬水の影響もあって、肌が乾燥して、ガサガサになるというお話を聞きます。

　日本の気候で過ごしていた方が、ヨーロッパへ長期滞在されると、最初は皮膚の乾燥に悩まされる方が多いそうです。この時に、保湿剤やクリームに頼り過ぎずに、乾燥したままで過ごしていると、現地の気候に皮膚が徐々に慣れて、しっとりした皮膚に変わると聞いたことがあります。

　これは、子供でも同じように考えられると思います。乳幼児の頃は、頻繁に風邪をひいたり熱を出したり、中耳炎、扁桃炎に、お腹を下したりと、病気の繰り返しだった子供が、成長するにつれ、免疫力がついて風邪をひきにくくなったり、体力がついて、丈夫になるのと同じように、皮膚も同じように考えて頂けるとわかりますね。

　外からの刺激を受けながら、それに負けない丈夫な皮膚を作る力がついてきます。その自然治癒力を高めるのが漢方治療です。

　保湿剤に頼り過ぎないことで、保湿剤を塗らなくてもしっとりした皮膚を保てるようになる方が多くなります。

【乾燥肌にステロイドを塗らない方がいい？！】

　ステロイドやタクロリムス軟膏などで、かゆみを抑えている方、掻き壊しによる炎症を鎮めるために塗っている方が受診されることがあります。

　皮膚のかゆみに漢方

　ステロイドやタクロリムス軟膏は、免疫抑制剤なので、皮膚表面に起こっている炎症を抑え込みます。皮膚表面はきれいになったように見えますが、皮膚の奥に炎症が抑え込まれていますので、ステロイドやタクロリムス軟膏を中止すると、噴き出し始めます。これがリバウンドです。皮膚が薄く、バリア機能が未熟な子供の乾燥肌に、ステロイドなどは、使って欲しくないなあと・・・思っております。

　ステロイドやタクロリムス軟膏を塗っている方は、炎症が激しい時やかゆみが辛くて、眠れなかったり、かゆみでイライラする時は、急に中止するとリバウンドが起こって大変ですから、少しずつ塗る量を減らしてゆくことをお奨めしております。
　
　かゆみで眠れない日が続いていると、体が休まりませんので、回復力が低下してしまいます。イライラして掻き壊してしまえば、掻いた事による傷の修復に、更に時間がかかってしまいます。
　
　ステロイドを使用中で、受診された方には、急に中止するのではなく、漢方治療と併用されることをお奨めしております。
　皮膚炎の改善と共に、ゆっくりとステロイドやタクロリムスの塗る量を減らしてゆくことをお奨めしております。　　

一人ひとりの体質に合わせたスキンケア漢方が効果的です!!

　保湿クリームを塗ったり、せっけん等を工夫されている方が多いようですが、乾燥が激しい方、かゆみが激しくて掻き壊してしまう方には、体質改善の漢方薬が好評です。皮膚表面に潤いを届ける漢方薬やかゆみを止めて炎症を抑える漢方薬や漢方の軟膏も効果的です。ステロイドを使いたくない方のご相談が多いです。

乾燥肌、敏感肌のお子さんのスキンケア

　体を洗う場合は、液体のボディソープよりも添加物が少なく低刺激の固形石けんが望ましいです。よく泡立てて、こすらずにそっとなでるように洗い、よく洗い流して下さい。せっけんがお肌に残っていると肌荒れの原因となりますので、よく洗い流して下さい。お風呂上りに保湿剤などを塗ってあげるとよいでしょう。