アトピーのかゆみを原因、体質に合わせて漢方薬で体質改善
アトピー性皮膚炎の方で、一番つらいとの訴えが多いのが、「かゆみとの戦い」のようです。
掻かなければ、少しでもよくなるとわかっていてもとてもがまんできない
昼間は、なんとか我慢しても眠っている間に掻いてしまっている
かゆみのために安眠できない
かゆみがひどくてイライラする
かゆくて泣いているお子さんを見ているとつらい
などの悩みを患者さん一人ひとりに合わせた方法を患者さんとともに検討、模索し続けている日常を掲載してみました。
ＨＰが移動しました
http://mitobe-clinic.life.coocan.jp/kayumi.htm
←スマホサイトこちら
かゆみがひどくて、塗り薬(ステロイド含有)を止められない 40代女性
 日中もかゆみが強い、夜、特に夏場はかゆみがひどくなり熟睡できない。肌は、カサカサしている部分と小さい水疱ができている部分が混在。足が冷える。
皮膚の炎症を抑える作用とかゆみを鎮める作用のある漢方薬と体質改善のを処方。
2週間後、少しかゆみが減ったのを実感できるが、まだ塗り薬がないとかゆい。
漢方薬の1種類を変方し、もう1種類は同じ漢方薬のまま2週間処方。
2週間後、かゆみが全くなくなり、塗り薬を必要としなくなった。皮膚の水泡の数が減り、カサカサしている部分に潤いが出始めたので、この処方で継続。この方は、6ヶ月後に完治したので服用中止しました。
子供がかゆがっているのを見ていると、かわいそうで・・・(喘息も伴うアトピー）
「子供が、寝付くときにかゆみがひどくなるのか、ぐずることが多いです。眠ってもよく目を覚まして泣きます。かわいそうなのと心配なのとで、眠れません。私の手のカサカサもひどくなって、どんどん拡がってきてしまいます。」
お子さんの皮膚は、全体にカサカサしていて、掻き壊した部分から出血した痕がある。カゼをひきやすく、喘息発作を起こしやすい。お母さんは、手湿疹のみであるが、透き通るような色白の方なので、お子さんのことで心身ともに疲労していると判断した。
お子さんには、体質改善の漢方薬と皮膚に潤いを与える漢方薬とかゆみ止め(抗ヒスタミン剤)を処方。かゆみが治まってくれば、いずれ抗ヒスタミン剤（以下抗Ｈ）を服用する必要がなくなることを説明。お母さんは、ステロイド外用剤を使用していたので、少しずつ使用量を減らしながら、ステロイド剤も弱いものに変更し、最終的には、ステロイド剤や他の塗り薬も減らす方向で、漢方薬を処方。
お子さんの皮膚のカサカサした部分が、少しずつきれいになり潤いが出てきたが、季節の変わり目に喘息発作が続いた。お母さんの手湿疹は、イライラして掻き壊してしまった。お子さんの喘息が心配で掻き壊してしまったものと考えて、漢方薬で気持ちを鎮める作用のあるものを寝る前のみ服用するように説明。お子さんは、体質改善の漢方薬を変方。
2ヶ月後には、お子さんの皮膚にツヤが出て、カサカサの部分が減った。かゆみがほとんどなくなり、ひどいときでも我慢できる程度までになったので、掻き壊しの部分は全くなくなったので、抗Ｈを中止。6ヵ月後には、喘息も漢方と気管支拡張剤のみでコントロールが可能になり、発作を起こさなくなっている。お母さんの手湿疹も改善し、塗り薬を一切中止。漢方は、元の状態に戻るのが恐いと現在も服用中。
ひじやひざの裏にできる水泡(汗をかきやすい部分に多いアトピーのかゆみ) 20代男性
 幼い頃のアトピー性皮膚炎は、成長とともに完治したが、1年くらい前より、ひじやひざなど汗をかきやすい部分に水泡ができるようになり、かゆい。昔のアトピーの痕がケロイドになっている部分がある。ステロイド剤は、使いたくないと漢方のみの治療を希望。冬になると足が冷たい。あまり汗はかかないほう。
２種類の漢方薬で、基礎代謝を上げ、皮膚のバリアー機能を上げる漢方薬を処方。
2週間後、体が温まってきた感じがして、体の調子がよいのですが、かゆみが変わらない。シャワーを浴びてもさっぱりした感じがしない。シャワーだけでは、汗によるかゆみが改善しない方に、汗をさっぱりと落とす作用のあるお薬を紹介。
汗をかいた後、そのお薬などで体をふくことで、かゆみは軽減。漢方薬の服用を始めて3ヶ月後にケロイドが薄くなってきたことにご本人が気がついた。
ひじやひざの裏の部分の皮膚の水泡は、なくなり、現在は、漢方薬を1種類のみで量を減らして服用中。
腫れと痛みに苦しんだ方
幼少期からのアトピーを治したいと来院。体質に合わせた漢方薬を2週間分処方。1週間後にアトピーの部分が脹れて痛むと来院。好転反応であると判断しそのまま続けるように指示。痛みが激しくつらいとのことで、鎮痛剤を希望。そしてに1週間後の来院時には、脹れと痛みが落ち着いていた。その後症状の変化に合わせて漢方薬の処方を調節して、最終的に1年未満の服用で完治。
この方は、症状が激しくそのために不眠やイライラも強く、精神的にも不安定で受診時に泣き出すこともしばしばでした。症状の変化に応じて頻繁に処方の変方や加減にと忙しい方でした。あきらめずに私達と一緒につらい時期を乗り越えてついてきて下さり完治しました。
患者さんの声を大切にするよう心がけております
アトピー性皮膚炎などのかゆみに苦しむ方に、漢方薬についてのみだけでなく、汗を取り除く方法を模索したり、食生活や生活習慣の見直しなど、その方にとってよりよい方法を常に検討しています。患者さんとの会話の中で、新しい方法やヒントを発見することもございます。一人ひとりの方の声に耳を傾けるよう日々心がけております。
水戸部クリニックにて、漢方の入浴剤やせっけん、ﾛｰｼｮﾝをご紹介しております。クリニックにて購入可能です。保湿効果が高く、乾燥肌の方やアトピー性皮膚炎などの方に大変好評です。
漢方薬は健康保険適用です
他のお薬と同じ負担割合になりますので、長期に服用を続けたい方にも好評です。
 漢方のアトピー性皮膚炎への効果  夏のアトピー性皮膚炎と漢方
内科・消化器科・漢方内科 水戸部クリニック
新潟県新潟市南区上下諏訪木７３１−１
０２５−３７２−０７５５
漢方外来を受診の方 受付で「漢方外来希望」とお伝えください。漢方問診表に記入をお願いしております。
新潟市中央区からの方は、８号線を白根方面へ 北区、東区からの方は、新潟バイパスを黒崎I.Cで８号線
江南区からの方は、４０３号線から４６０号線、８号線へ 秋葉区からの方４６０号線から８号線を白根方面へ
西区からの方は、西新潟バイパス黒崎I.Cから８号線または、４４号線を厳念寺を右折６６号線、橋を渡って白根市街（（からですとわかりにくい道ですが、早いです）
西蒲区の方４６０号から８号線
妙高、柏崎、長岡方面からの方は、三条燕I.Cで高速を降りて８号線の方がわかりやすいです。（長岡の方は、一般道からで十分だそうです。）
村上、胎内方面からの方は、日本海東北自動車道や新新バイパス等より８号線で受診されていらっしゃいます。
水戸部クリニック周辺地図はコチラをご覧下さい
内科・消化器科・漢方内科
新潟県新潟市南区（旧白根市）上下諏訪木７３１−１
０２５−３７２−０７５５
水戸部クリニック
※水戸部クリニックHPにおける記述・記載・イラストなど全ての転載を禁止します。
|
漢方ブログ始めました
